あなたは内向的ね
あなたは外交的ね
といったように、誰しも2種類の人格に分けて考えられる(考える)ことがあります。
端的に説明すると
内向的は「オタク」気質
外向的は「パリピ」気質となります。
多くの人がこのどちらかの性質に寄っていますが、どちらかに振り切った人は双方とも少なく、ほとんどの人はどちらかに寄り気味で両方の気質を持っています。
目次
内向的の性質
内向的な人はオタク気質なので一つのことに対して集中して考えたり行動することができます。
そして世の中の多くの発明は内向的な人によって作られています。
あなたが内向的か外向的かはこちらの記事を参考にしてみてください。

自分は外向的だと思っていたけど実は内向的だった、またはその逆なんてことになった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ここで注意してほしいことがあります。
世の中的には内向的は悪いことのように思われますが、内向的か外向的かはこの世界が成立するための役割なのでどちらが優れていてどちらが劣っているというものではありません。
また、内向的な子を外向的に育てようとしても外向的にはなりません。
内向的・外向的を決定するものは環境や教育ではなく遺伝子レベルで決まっているからです。
最新の研究で、D4DR(新奇性迫求遺伝子)という遺伝子が人間の気質を決定づけていることがわかっています。
気質とはなにか?
先ほどから述べている「気質」とは「性格」とは別のもので
性格は努力によって変えることが可能ですが気質は何をどうしても変えることができません。
先ほどの「内向的な子を外向的に育てようとしても外向的にはならない」と言ったように、気質というのは親が努力しても環境を変えても変えることができなのです。
気質とは持って生まれた設定であって性格は育った環境でいかようにも変化する装備のようなものです。
そして毒親は気質も性格も理解せず、気質を変えようと必死になります。
我が子が内向的だと不安に感じたり、恥ずかしいと思ったりして、なんとかして外向的な性格に変更させようとします。
決して子供の才能である気質を活かそうとか、伸ばしてあげようとはしません。
ではなぜ毒親に限らず多くの人が内向的な子を外向的にしたいと考えるか?
それは多くの人は基本的に外向的だからです。
内向的な人というのは少数で、ほとんどの人は外向的なんです。
自分の子が他の子と違うと思った毒親は、不安や恐怖感から他の子と同じようにさせようとします。
そして、資質を矯正させようとしても変えられないことがわからず、子供が親の要望に答えられないとイライラしたり暴力をふるわれたり人格否定をしてしまいます。

そうして毒親は毒親として完成されてゆき、子供は毒親の呪縛に飲み込まれてゆきます。
内向型の可能性
世間では内向的な人は嫌われる傾向があります。
特にアメリカでは内向的な人は異常に嫌われるそうです。
内向的な人は一つのことに集中してしまうため、身なりに気を使わなかったり周りの空気を読めないなど、でどうしても軋轢が生じてしまいます。
しかし、内向的な人はずば抜けた能力を発揮することがあります。
例えば、俳優さんには内向的な人が多いです。
お笑い芸人でも内向的な人がいます。
ノーベル賞を獲るような研究者や学者や芸術家
探検家やプロスポーツ選手など、その道を極める人の多くは内向的な気質の人です。
内向的な気質の人は、一人でいることが苦痛ではない、知りたいという欲望が強いなどの特徴があり、それがやがてプロとして通用する知識や研究となるのです。
外向的な人はどんな人か?
一方外交的な人はどうか?
外交的な人はとにかく明るく仲間を連れて楽しく生きることができます。
どうみても人生を謳歌しているようにみえるので客観的に幸せそのものに見えます。
事実、外交的な人は絶望的な悩みなどは考えないし、考えたとしても一人で考えず仲間に相談したりして解決していきます。
そして何より堂々と生きているようにみえるので人間力があり立派な人に見えます。
政治家やモデルなどに外交的な人が多いようです。
みんなをまとめる、引っ張っていける、注目される。
そういう人の方が人間として魅力的にみえるので内向的な子供をもつ毒親は自分の子も外交的な人にしたいと考えてしまうのです。
アメリカでは世間的に外交的でないと生きていくのが難しい空気感だそうです。
現在の日本は比較的外向的が好まれますが、ヲタクも市民権を得てきたので内向的でも村八分にされるようなことは減ってきたように思います。
内向的の代表格である「アニヲタ」も昔は異常者として犯罪と結びつけられたりしましたが、今はもうそんな時代ではなく、外向的な大人もアニメを観るようになってきているので、内向的=ヲタクという構図も崩壊しつつあります。
内向的な人が活躍できる時代
インターネットが発達した現在、内向的な人が能力を発揮しやすい世の中になってきました。
Youtubeやその他のSNSで夢中になっているものを発表して評価される時代です。
内向的な人ほどお金持ちになれる時代のいま、内向的な人は自分の趣味や興味あることをとことん突き詰めて楽しみましょう。
親が外向的にさせようとしても自信を持って内向的な活動をしていきましょう!
内向的な人の転職は注意が必要
そんな可能性を秘めた内向的な人にも欠点があります。
それが会社です。
外向的な人が絶対的に信じていることがあります。
それは、「仲間」であったり「集団行動」です。
日本の会社はいまだ軍隊形式で基本的に体育会系です。
外向的な人はアピールがうまく、組織という集団行動の中で積極的にふるまえるので、出世できる傾向があります。
一人では達成できないことでもみんなでやれば達成できるという考え方が基本にあるので内向的な人にとっては苦痛でしかありません。
また、会社は組織なので集団行動や協力、チームワークというのが大好きです。
会社は外向的な人が出世していくのでどうしても上司は外向的なひとばかりになっていきます。(もともと外向的が多いので確率的にも内向型が上司になることは稀です)
外向的な上司の下で働かなければならない内向的な人は社会人としてある程度調子を合わせる技を身につけて難を逃れようとします。
しかし、それがうまくできない人は上司に目をつけられイジメられ自主退社に追い込まれます。
外向的な人にとって内向的要素が強い人は目障りなんです。
もしあなたが会社でイジメられているなら内向的な態度や行動が原因だからかもしれません。
内向的な人の仕事は丁寧でミスも少なく黙々と働くので、楽しくワイワイ働きたい外向的な人からすると迷惑な存在なのです。
外向的な人は人脈を大切にして、会話もうまく、人当たりもいいので仕事の能力が劣っていても出世コースに乗ることができます。
あなたの会社の上司をみてみてください。
くだらない事を言って笑いを取ろうとしていませんか?
セクハラやパワハラをしても自覚なく笑っていませんか?
酒やタバコが好きでよく飲みに行っていませんか?
飲みニケーションとか言って部下を誘う上司は一人では何もできない典型的な外向型人間です。
こういう上司の下で内向的な人が働くことはとても辛いことです。
会社は選べても上司は選べませんが、外向的な上司の下について苦痛で仕方がないのであれば転職を考えてもいいと思います。
転職活動でも内向的な人は外向的な人に比べて不利です。
内向的な人は自分の能力が優れている自覚がなくアピールが至極下手くそだからです。
内向的な人が転職活動するときはエージェントを利用しないと損することになります。
エージェントを利用すればあなたの才能をきちんと評価して転職先の企業にアピールしてくれます。
内向的な人は適材適所でハマれば最高のパフォーマンスを発揮して会社にとってなくてはならない存在になりえます。
そのためにもエージェントを利用して効率よく転職してください。