あの人はいつもしかめっ面してる
あの人はほとんど笑わない
あの人はいつも不機嫌
あの人はすぐブチ切れる
あなたのまわりにこんな人いませんか?
空気読むとか関係なくいつもイライラしてたり大したことでもないのにすぐ怒る人。
イライラしがちとかすぐ怒る人は支配欲が強すぎるのが原因です。
『君子危うきに近寄らず』
支配欲の強い人とは距離を置くことが一番!
でもそれが自分の親だったら・・・
社会人になっても何らかの事情で毒親と同居せざるを得ない人にとって、いつもイライラされたりひどいことをしたわけでもないのに怒られるという日常を受け入れなければならないのは苦痛以外のなにものでもありませんよね。
そんな毒親が哀れに思えばこそ、あなたは優しいので
「私が毒親を治してあげなきゃ!」
という思いがこみ上げてしまいます。
毒親を治そうという考えは捨ててください!

ということを他の記事でお伝えしました。
毒親は自分が毒親で子供に悪影響を与えているなんて夢にも思っていません。
そんな毒親を変えようと思うことは地球を押して動かそうとするに匹敵するほど不可能なことです。
毒親にいつもイライラされたり怒られてばかりいることはつらいですよね。
そんな辛さを解消する方法は
毒親がなぜイライラしているのか?なぜ怒るのか?を理解したうえで攻撃をかわすということです。
攻撃をかわすための基礎知識
攻撃をかわすための基礎知識として必要なことは「自分の感情がマイナスかプラスか」で判断することです。

「イライラしやすい、怒りっぽい人は自分の思い通りにならない時にイライラしたり怒ったりする」のです。
どんなことであっても、自分の思い通りにならないことがあるとイライラしたり怒ったりするので、すべての要求に対して満足いく行動をとればイライラも怒られることも避けることができます。
ただし、そんなことは不可能です。
あなたも毒親からの理不尽な要求を拒否してブチ切れられた経験があるはずです。
逆に、毒親に対して従順な行動をとれば機嫌が良かったはずです。
程度の差はあるけど、あなたも何かに対してイライラしたり怒ったときは「自分の要求(希望)通りにならなかった時」ではないでしょうか?
人間としてのデフォルト設定なので、自分の思い通りにならない時にイライラしたり怒ったりしてしまうことは仕方のないことです。
しかし、毒親は何の悪気もなく常に自分の希望は叶う、自分の希望通りになるはずだと考えているので、些細な事に対してでも思い通りにならないと怒りを爆発させてしまうのです。
近年『アンガーマネージメント』という怒りへの対処法が注目されていますが、アンガーマネージメントは自分が怒ってしまってからの対処法です。
相手が怒っている時に「アンガーマネージメント」を活用するならば
あなた自身の感情がマイナスにならないように気を付けることで相手の攻撃をかわすことができます。
毒親の理不尽な攻撃に対して果敢に向い打つより逃げる方が効果的です。
孫氏の兵法には三十六もの戦法がありますが、優れた三十六もの戦い方より逃げる方が何より有効という諺が「三十六計逃げるに如かず」です。
あなたが熱意を持って毒親に立ち向かえば毒親はあなたの熱量に恐れをなしてさらに怒りに震えて総攻撃を仕掛けてきます。
こなるともうお互い冷静ではなくなりひたすら相手を倒すために不毛な争いを続けます。
そしてあなたも不愉快な気分だけを消化しきれずモノや他者に当たり散らして欲求不満を解消しようとするかもしれませんし、絶望に支配されてしまうかもしれません。
毒親でも普通の人でも『怒り』という感情は誰にでも備わっています。
人間が人間たらしめる根拠みたいなものです。
日本人は基本的に性善説に基づいて行動するので
「こんなことぐらいでは怒らないだろう、許してもらえるだろう」という根拠の無い自信を持っています。
がしかし、毒親に性善説は通用しません。
そして、毒親は決してあなたを攻撃対象から外すことなく、常にあなたを攻撃し続けます。
そんな攻撃にたいしてあなたは応戦してはダメ。
三十六計逃げるが勝ち!
子供を叱ることで欲求不満を解消しようとする毒親
毒親にとって理由なんかなんでもいいのです。
子供が側にいることで自分の欲求不満を発散させる道具として利用しているだけのことです。
本来なら叱られないことでも、毒親の虫の居所が悪ければ子供に対して理不尽な怒りをぶつけます。
毒親としては正論を言っている気になっているのですが、結局のところ自分のマイナス感情を子供にぶつけてスッキリしたいだけです。
毒親は対戦相手を自分の子供に設定して勝負を仕掛けて勝利者になることで自身の精神を安定させる歪んだ心を持っています。
子供は自分に歯向かわないことを前提に戦っているので子供が歯向かうとびっくりしてしまいトンチンカンな屁理屈で理不尽な怒りをぶつけてきます。
子供は親の幸せのための道具
親に抗うなど言語道断
毒親というのはそういう人種なんです。
毒親は賢いのか?
あなたを悩ます毒親はあなたより賢いですか?
親が高学歴であなたは親より学歴がなかったとしても、人間としての賢さで劣っていると思いますか?
本当にかしこいのであればあなたを、自分の子供を攻撃するなんてことするはずがありません。
賢くないからあなたを攻撃するのです。
クズ、カス、弱虫、負け犬の遠吠え。
毒親なんてその程度の人間です。
あなたが気に病むほどの存在価値など微塵もない輩です。
あなたは毒親であっても親に対する深い愛情をもっているので毒親をぞんざいに扱うことができないし、引っ越して一人暮らしをすることもできないかもしれません。
毒親育ちの子はたいてい心が優しいものです。
毒親でも親は親、その親に立ち向かうことは恐怖かもしれません。
しかし、その恐怖心は本物でしょうか?
子供のころに叱られた恐怖心が膨らんで、大人になった今自分自身でその恐怖心を膨らませてしまっているだけかもしれません。
あなたは優しく賢いです。
その恐怖心は自分自身が作り出した幻影かもしれません。
大人になったあなたはもう一度立ち止まって冷静に恐怖の大きさと自身の賢さを天秤にかけ、判断してみてもいいと思います。
