毒親

これって正義の判断なの?「ケンカ両成敗」という悪魔の所業

XXXさんが悪い

いやXXXさんが悪い

まぁまぁ、両方とも落ち着いて。

ケンカ両成敗ってことでこの場は収めましょう。

 

はぁ?

ウマ・シカなの?

 

火のないところに煙は立たないんだよ?

 

どちらかに原因があるから結果としてケンカが発生したんだよ?

 

原因と結果は表裏一体

 

万物の法則を無視してケンカ両成敗とか、まるで神の采配かのように大ナタ振るったつもりでしょうが、何一つ解決はしていません。

 

目次

事なかれ主義万歳な国民性

 

日本人はおおむね争いが好きではありません。

 

事なかれ主義で面倒な事には首を突っ込まないし、お互いが悪いとしておけば鉾が収まると考えがちです。

 

特に会社では明らかに片方に問題があったとしても両成敗で解決したがります。(もしくは上位職位者が正しいとなります)

 

シロクロはっきりつけることは悪いことだと思う人が多いのに裁判ではシロクロはっきりしないと文句を言うダブルスタンダード。

 

死刑求刑でも無期懲役だと納得いかないという心情があるのにケンカ両成敗といってうやむやにしようとする矛盾。

 

日本人は議論することが得意ではない

 

世界的にみて、日本人は交渉や議論に弱いと言われます。

 

その原因は、争いたくないという心理と議論できるほどの知識がないからで、議論するために勉強することもほとんどしません。

 

会社の中なら立場を利用してねじ伏せられても、客や対等な立場に対してはヘコヘコしてしまいます。

 

議論するために勉強するくらいなら議論すべきではないとさえ考える傾向が強いです。

 

そうやってリスクを取らずにポジショニングをして両方悪いことにして解決した気になるのは審判として仲裁してくるヤツの自己満足です。

 

特に会社の無能上司はこの傾向が強い。

 

いや、むしろこんなクソ上司しかいないと言っても過言ではないと思います。

 

女同士のケンカに男は絶対仲裁に入らない

 

頼れる有能な上司なら女同士のいざこざもきちんと介入してサポートしてくれます。

 

しかし、多くの男性社員は見て見ぬふりをして逃げます。

 

もしあなたがお局様に目を付けられ口論になっても男性社員に助けを求めるのは得策ではありません。

 

お局様に目をつけられたなら積極的に和解するか転職してください。

 

お局様を追い出すなら徹底してシンパたちも追い出しましょう。

 

しかしたいていの場合、男性社員はお局様の味方をするのであなたが悪者になってしまいます。

 

そしてケンカ両成敗として処理しようとしてきます。

 

そうなるとあなたにとって何のメリットもなくなるのでやっぱり転職したほうがいいです。

 

同じ会社に何十年も居座れる人というのは世渡がうまいのです。

 

世渡りとは、争いを事前に避ける能力、目を付けられない能力が必要です。

 

お局様に目をつけられた時点であなたには世渡りの才能はなかったと思ったほうがいいです。

 

無理してケンカ両成敗を受け入れて、ギスギスした関係のまま同じ職場で働くことは苦痛以外の何者でもないので、素早い判断で逃げましょう。

 

(おまけ)なぜ上司は無能なのか?

 

なぜ上司は無能なのか?

 

答えは簡単、上司を査定する上司も無能だから。

 

無能な上司は

自分が無能だと薄々気づいているパターンと

自分は会社から評価され期待されていると勘違いしているパターンがあります。

 

どちらであっても無能上司は負の連鎖によって製造され続けていきます。

 

毒親に育てられた子供が、毒親に育てられたということに気づかず自分自身が親になってしまうと、その子供に対して自分も毒親と同じことをしてしまう連鎖と同じです。

 

毒親の連鎖も無能上司の連鎖も悲劇でしかありません。

 

毒親の連鎖においてはあなたが止めることはできますが、無能上司の連鎖は誰にも止められません。

 

なぜ無能上司の連鎖は続くのか?

 

無能上司が評価する自分の部下の中で、自分より有能な部下がいたとします。

 

もし有能な部下に高評価を与えて出世した時、自分より偉くなってしまったら恥をかくので絶対に自分より有能な部下は出世させないようにします。

 

一方、有能な部下は自分が評価されていないことに不満を募らせて早々に会社を去っていきます。

 

そして残りカスの中からイエスマンとして優秀な無能な部下に高評価を与えて自分の手ごまにします。

 

有能な社員から会社を去る法則と無能上司を量産させる仕組みはセットになっているのです。

 

無能上司の下で働かなければならないあなたの苦労は私もわかります。

 

上司というのは部下の教育や育成、何かあった時の責任をとったり、上層部にたいして改善を要求することが仕事です。

 

リスクがあるので平社員より高い給料が支払われているのですが、無能上司は自分の仕事は完璧だと勘違いし、責任は部下に押し付けてさらにいい給料をもらうことを目標に頑張ります。

 

上層部に「俺はできる社員」アピールをするのがとてつもなく上手で、無能上司の上の無能上司もそんな無能上司をかわいがるから無能上司は順調に出世できます。

 

無能上司の下で働かなければならない環境であれば、出世はあきらめましょう。

 

出世したければあなたも無能になるべきです。

 

仲間の失敗をことさら大げさに騒ぎ立て、自分の失敗は他人に擦り付け、同僚のミスや秘密を無能上司に逐一報告してご機嫌伺を怠らなければあなたも立派な無能上司になれます。

 

無能上司に改善を求めるなどという愚行は絶対しないでください。

 

無能上司に自分の能力が高いことを知られないようにしてください。

 

会社は選べるけど上司は選べません。

 

どうしても納得いかなければ転職しましょう。

 

あなたの貴重な人生をウマ・シカな上司のために無茶苦茶にされるくらいなら転職しましょう。