今週は仕事頑張って疲れたから週末はリフレッシュしよう。
今日は頑張ったから帰りに飲みに行こう。
せっかくの連休だから旅行でもしてのんびりしよう。
ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁ!
内向型のあなたは世間一般の人が言うリフレッシュを真似するとかえって疲れちゃうかもしれません。
内向型の人は内向型なりの休息方法があるので容量用法を守って正しくご利用ください。
リフレッシュは人それぞれなんだけど・・・
ちょっと大袈裟な言い方ですが、リフレッシュは人生においてとても大切なイベントだと思います。
リフレッシュ、休暇、休憩をとらずに動き続ければ当たり前ですが死にます。
仕事しすぎて壊れちゃう人は適切なタイミングで適切な休息を取れなかったことの結果です。
よく会社組織で馬鹿上司がくだらない説教や浅い知識で組織論を語る時に言いがちな「働きアリ理論」がありますよね?(8:2の法則、パレートの法則)
アリの組織では働くアリと働かないアリがいて、全体の2割は働かないクズだと。
だからお前たちは2割の落ちこぼれにならないようにがむしゃらに働けと。
パレートの法則、8:2の法則と言われるこの理論は、馬鹿上司だけでなく、意識高い系のIYI(Intelligent yet idiot)なんかもよく引き合いにだして偉そうに説教します。
この理論を振りかざす人は真実を知らずに誇らしげに、雄弁に語っているだけなのでゆるしてあげましょう。
働きアリの話の真実はこうです。
アリの組織で働くアリは全体の8割です。2割は休憩しているだけで、休憩が完了したアリから順に働いているアリと交代していきます。
働くアリだけを集めても2割が働かなくなるのは当たり前です。
休憩もせず働き続ければ死にますから。
そんなことも知らずに働きアリの話をする人を信用してはいけませんが馬鹿なだけなので許してあげましょう。
万物は動くことで熱量が発生します。
この熱量を開放せずに動かし続ければ高温になり命あるものならばやがて死んでしまいます。
核反応だって冷却しなければ爆発します。
物事には限度というものがあるのですが、一部の愚か者にはこの常識が通用しません。
そして、この熱量開放が我々人間では睡眠などの休息ということになります。
人間は寝ずに起き続けることができないのと同じように働き続けることもできません。
一説によれば、睡眠時間を削ると寿命も削られると言われています。
それほど休息と言う行為は重要なことなのです。
しかし睡眠意外に必要な、この休息は人によって方法が異なります。
ある人は美味しいものを食べることが休息になるし、旅行に出かけたり温泉に浸かったり、映画を観に行ったり、ジムで体を鍛えたり本を読んだりと様々な方法でリフレッシュしています。
ここでも内向型と外向型で休息の方法に違いがでます。
というより、自身の資質に合わせた休息をしなければかえって負担になってしまう恐れもあるのです。
内向的な人の生き方で大事なのは休息の取り方
外向型な人でも内向的な人でも、適切な休息をとらないと壊れてしまいます。
適切な休息を取れないと、社会人なら鬱になって会社休まなければならないことにもなりかねません。
家庭でも子育てがうまくいかずに子供に当たってしまうとか、自分も毒親になってしまうとか。
また、旦那さんとのケンカが絶えずに離婚になってしまうなんてことになるかもしれません。
特に内向的な人の人生にとって「休息」はなにより大切だと言っても過言ではないと思います。
休息を適切にとらないと無理が生じて事態が悪化してしまう恐れがあります。
世間の多くの人は外向的なので、仕事や育児の疲れをリフレッシュさせるために旅行やショッピング、ジムや会合(合コンやオフ会、パーティー)などに出かけたりします。
温泉地に行っておいしいもの食べたり、素晴らしい景色を見たり露天風呂に浸かったりなどでも。
これらは世間の常識的にまごうことなき『リフレッシュ』でしょう。
しかし!
しかしですよ!
内向的な人にとってこっらは必ずしも『リフレッシュ』にならないのです。
それってどーゆーこと?
ってなりますよね?
内向型と外向型では『リフレッシュ』の方法が決定的に違うんです。
内向型の人はなるべく一人の空間で静かに時間の経過を楽しんだり、本を読むとか映画を観るとか基本的に誰かと一緒に時間を過ごすのではなく、ひとりで時間を過ごすことが休息をなります。
一方外向型の人は誰かと一緒に外出してワイワイ楽しむことが休息となります。
なので、内向型の人は無理して友達と出かけたり、旦那さんと出かけたりせず、一人きりで自分の時間うことで疲れを解消することができるのです。
内向型の人の活動エネルギーは自分自身の中にあるいわば内蔵電池方式です。
外向型の人の活動エネルギーはコンセントから電源を得る外部電源方式です。
エヴァンゲリオンで言えばS2器官を備えた初号機が内向型、アンビリカルケーブルが必要なその他のエヴァシリーズが外向型です。
世間的にはS2器官を持っているのは使徒なので外向型が多数を締めるこの世界では私たちは人類の驚異である使徒としてみられてしまいます。
なので、変わり者とかつきあいづらいとか言われてしまうのだと思います。
内向型の人に壁を感じるのは強力なATフィールドを展開するからです。
内向型と外向型では充電方法が違うのでそれぞれ尊重すること
内向型の人は無意識に人との過度な接触を回避しようとします。
会社の飲み会に参加するまでは許容できても二次会には行きたくない、早く帰りたいと思うのはそのためです。
内向型の人だって人並みの社会性はあるので、むげに何でもかんでも断る訳ではなく、断る時は活動限界が近く、充電しなければ機能停止してしまうから誘いに乗れないだけです。
充電が残っている状態で飲み会に参加しても飲み会の雰囲気に残っていた充電を使い切ってしまうので早く家に帰って充電したいだけなんです。
もしあなたがいつも二次会を断ってしまうことに疑問をいだいているとしたら充電が不足しているのだと考えるとちょっとは楽になれるのではないでしょうか?
結婚しているとか同棲しているとか、一人で暮らしていない状況だとフル充電できずに常に充電不足になっている可能性があります。
もしあなたが疲れているなぁと感じていたなら、パートナーに充電の必要性を説明してみてください。
よっぽどの馬鹿でない限り協力してくれるはずです。
内向型の人と外向型の人とでは活動するためのエネルギ補充方法が違うしエネルギーの消費量、消費方法が違うのですから。
外向型の人はコンセントにつながっている(誰かと時間を共有していて楽しんでいる)間は永久機関のごとく活動しつづけられます。
そんな外向型の人と同じように行動していたらあなたは充電不足で動けなくなります。
外向型の人はコンセントに繋がりさえすれば軽動的になれます。
旅行に行ってもコンセントがあれば動き回れます。
内向型の人は静かに一人で過ごさないと充電されません。
旅行に行ってあちこち回ると充電が切れてしまうので、旅館やホテルでのんびり一人で過ごす時間が必要になってきます。
旅行する相手が外交型の場合は相手に説明して一人で歩き回ってもらいましょう。
外向型の人は一人ででかけても自分でコンセントを見つけて充電する能力があるので心配無用です。