多くの人が人生の大半を生きるためになにかしらの仕事をして過ごす。
その仕事が何であれ労働をして対価を得る。
でも、その対価を得る方法を選び損ねると悲惨な人生になってしまう。
たとえばこんなことになっていませんか?
・上司に目をつけられて嫌がらせされている。
・仕事仲間と仲良くなれず孤立してしまっている。
・いつも居心地が悪くなるので長続きしない。
思い当たる事あるますか?
会社で働いていればこんなこと当たり前に発生します。
それでも皆がみんな会社を辞めないのは、それほど深刻に考えていないからです。
でも、私たち毒親育ちは普通の人がなんとも思わない、または乗り越えられる程度の問題でも人生を左右するほど深刻な問題だと感じます。
世間では私たちのこの感情を「根性がない、忍耐力がない」と切り捨てます。
そりゃそうです、世間の人という多数派は外向型で人付き合いが上手いし問題を深刻に捉えませんから。
毒親に育てられた私たちは本来外向型の資質を持っていたとしても毒親による影響で外向型としての資質を制限されています。
ましてや内向型の場合はもっと辛い思いをします。
でもね、世間の人がいう根性とか忍耐って私たちが考える根性とか忍耐とはちょっと内容が違うと思うんです。
私たちは毒親の攻撃に耐えてきた根性があります。
私たちは毒親の攻撃をかわすための努力をしてきました。
一般の人が経験したことがない壮絶な体験を私たちは潜り抜けてきたんです。
そんな私たちが耐えられない環境ってどんだけひどいとおもいます?
私たちに耐えられない環境でも平気でいられる人はセンサーがおかしいんです。
結局のところ、一般の人の意見なんかまともに聞く必要はないと思います。
そんな私たちは労働による苦痛をいかに緩和できるか?を考える必要があります。
一攫千金によって労働せずとも生活できればいいのですが、通常そんなうまいこといくはずはなく、多かれ少なかれ苦労や忍耐は必要です。
ただ、その苦労や忍耐をできる限り少なくしていまよりマシな労働で人生を過ごせたらいいのではないでしょうか?
目次
組織に属するか属さないかを決めることからはじめよう
仕事は使われるか使うかの二択しかないと思います。
ほとんどの人は会社組織に入って働きます。
組織に入れない人は起業して自営業(フリーランス含む)を選択することもあるでしょう。
親が資産家だとか一攫千金を得たとかそういうチート的なものは労働ではないので仕事とはみなしません。
高校なり大学なりを卒業すればほぼ自動的にバイトや派遣などの形態はあっても会社員となり、いきなり起業する人は少ないのが現状です。
現代社会では正社員になることが難しくなっているので卒業後いきなり派遣からスタートという人もいることでしょう。
正社員至上主義の世の中なのに正社員になれないことで負け組に分類される不幸も今後は少子化の波によって緩和されるでしょう。
これからの企業は人材確保が厳しくなるのでほとんど全ての人が正社員になれると思います。
話がそれましたが、正社員でも契約社員でも派遣でも、組織の歯車となって働くと対人関係で悩むことになるのが毒親育ちの宿命ではないでしょうか?
私たちは無意識に他人との関係性に距離を置いてしまいます。
どうしても相手の機嫌や顔色を伺ってしまうので、心から普通に接することができません。
そんな空気感を相手も察するので次第に煙たがられたり、不審に思われて距離を置かれていきます。
その距離感が悪化すると職場イジメになってしまいます。
イジメは学校で終了だと思っていたところに会社でも発生して絶望を味わうことでしょう。
こうなるともう修正は不可能なので転職が必要です。
ここで転職を決意できないと鬱になってさらには最悪の結果を招いてしまう恐れがあります。
毒親育ちの悪い癖で完璧主義とか頑張りすぎる、耐えるのが当たり前という概念があります。
親の言うことを聞かないと怒られる、ちゃんとしないと怒られる、最後までやらないと怒られて育ってきたために、会社で悲惨な状況に陥っても耐えよう、頑張ろうとしてしまいます。
そういう選択しかできないように育てられたのだから仕方のないことです。
ここで転職できる勇気があると最悪の事態はいったん避けられます。
効率よく転職するために必要なこと
転職それ自体も勇気がいることです。
いちいち履歴書や職務経歴書書いたり面接したりとめんどくさいです。
それでも今の時代はかなり面倒なことが省かれています。
転職エージェントを使えばより効率的に転職先を探せるし、自分に合った職種を総合的に判断してくれます。
さらに、雇用する側にもメリットがあります。
転職エージェントからの紹介があれば訳のわからない人を採用するのではなく、エージェントが判断したちゃんとした人材として採用できるからです。
転職エージェントって名前がなんとなく胡散臭いかもしれませんが、闇雲に転職活動するより何倍も効率的で確実性が高いのです。
毒親に育てられた私たちのような忍耐強く、真面目で、優しい人材を企業も求めています。
いやいや、企業でいじめられたから転職するのに新しい会社でまたいじめられないとも限らないでしょ?と思いますよね?
そんな心配がある人は正社員として転職エージェントを使用するのではなく、派遣で働く方法がいいと思います。
派遣で働くメリットは相当ヤバイ!
派遣で働くメリットは2つあると思います。
ひとつはいつでも辞められるということです。
その代わり賃金保証や福利厚生は正社員より不利な場合もあります。
一般的には派遣で働くより正社員っで働く方が有利だと思いますよね?
確かに正社員は保証があって優遇されています。
一見派遣より高待遇に見えますが、必ずしもそうとは限りません。
派遣のいいところはいつでも辞められることともうひとつ、正社員として面接もしてもらえないような会社で働けることです。
さらに、あなたの能力が高ければ憧れの会社の正社員になれるかもしれないのです。
多くの会社では正社員登用制度があります。
能力の高い人はこの制度を使って本来なら入社できないような一流企業の正社員になれます。
ただし、どの派遣会社でもそうなれるか?がちょっと問題で、派遣会社としての能力も重要です。
派遣会社はたくさんありますが、中にはひどい派遣会社もあります。
せっかくならちゃんとした大手の派遣会社でに登録することが成功への近道です。
派遣で働くのはちょっと嫌だなぁと感じる方であれば転職エージェントを利用して正社員として新しい会社を探すのがいいでしょう。
のんびり働きながら正社員を目指すなら派遣がいいと思います。
組織に属さず一匹狼で生活するんだ!という意識の高い方には物件を借りて店舗経営をするいわゆる自営業よりもフリーランスという働き方がいいと思います。
フリーランスという働き方もある
フリーランスは通勤もないし休みも自由、勤務時間も自由、対人関係もない、イジメもない理想的な職業に思えます。
でも、現実はそうそう容易いものではありません。
フリーランスには相当なリスクがあります。
そのリスクを許容してでも組織で歯車として働くよりはマシであるという強い信念をもっているならフリーランスはあなたにとって素晴らしい職業となるでしょう。
2019年に発生した新型コロナウイルスによる世界的な混乱でもフリーランスは大きな影響を受けませんでした。
フリーランス最強説ではありますが、これも努力と能力が必要です。
あなたの努力や能力をどのように使うか?が全ての解決策につながります。
今、あなたが自分の能力や努力に虚しさを覚えていたり、組織内での扱いに憤りを感じているのであれば一度立ち止まって今後の労働について一考してみませんか?