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あれ?うちの親ってなんか違くね?
毒親に育てられたあなたは自分の親が友達の親と決定的に違うことに気づくのに相当時間がかかったのではないでしょうか?
友達の親は自分の親と比較して優しいと感じましたよね?
でもあなたは『【隣の芝生は青い】理論』で友達の親が優しく感じているだけで、実際は自分の親と変わらない』と自分に言い聞かせたのではないでしょうか?
子供が感じる大人の雰囲気って動物的カンで結構当たってるとおもうんです。
あなたが感じた「友達の親は優しい」は実際優しいんだと思います。
友達の親は優しくていいなぁ、うちの親も優しくなってほしいなぁ
と思うのは自然なこと。
でも自分の親に優しくなってもらえるように何か行動することはやめましょう。
毒親との接し方で避けておきたいことがあります。
それは
「親に変わってもらうように行動すること」です。
毒親だろうが何だろうが他人をコントロールしようと思ってはダメ
毒親に変わってもらおうとするのは地面を押して地球を動かそうとすることと同じだと思ってください。
不可能な事に挑戦することが大好きでも毒親へ変化を期待し求めるのはやめておきましょう。
あなたが誠心誠意訴えても言われた側からしたら
「なんでそんなこと言われるんだ?」
くらいにしか思いませんよ。
会社の無能上司に「仕事してください」といったってできないのと同じ。
無能上司でも毒親でも、普通の人と同じように他人から正論を言われれば腹を立てます。
ましてや常識の通じない人種ならなおさらのこと。
私たちも「自分の要望が通るかもしれない」とか「自分こそが正しい」と思わないように注意しなければなりません。
常日頃から攻撃を受けていると自分を悲劇のヒロインだと思って「要望が叶う」とか「少しくらい言うことを聞いてくれたって」って思ってしまうものです。
でもそれを実行してしまうと火に油を注ぐことになります。
だって相手は普通じゃないんですから。
毒親というカテゴリー
毒親は私たちとは違う人種です。
同じ人間なら分かり合えると思いますか?
日本人同士でも相手の気持ちを100%理解することができないのに人種の違う人との意思の疎通が滞りなくできると思うことは奇妙なことです。
親だから、子だからという根拠で意思疎通できないのが私たちが置かれた現状です。
毒親は「子供の人生は親のもの、親の人生は親のもの」と考えています。
ドラえもんに出てくるジャイアンを表現する「俺のものは俺のもの、お前のものは俺のもの」と似ていますが本質は全く違います。
ジャイアンは「お前のものも俺のもののように扱う」という趣旨で発言したそうです。
この考え方は一般的な親の考え方と同じだと考えられます。
一方、毒親は本気で子供の人生は自分のものなので自由にできると信じています。
そもそも根本的な考え方が我々とは違うんです。
毒親に立ち向かった勇気は褒めれらること
そんな意味不明な思考をもった毒親に対して立ち向かってきた勇気は称賛に値します。
その勇気を毒親に立ち向かうことに使うのではなく、のらりくらりとかわすことに使うことで事態は好転するかもしれません。
それでもつい毒親の言うことに歯向かって返り討ちに遭う悲劇をさけたいなら一人暮らしをするなど、物理的距離を置きましょう。
あなたには勇気があります。
それならば独立する勇気も持っているはずです。
親を置いて一人暮らしすることはあなたの良心が許さないことかもしれません。
あなたの人生はあなたのものなので、あなた自身のために使ってほしいです。
私は相当期間を無駄にしてきました。
私のような人を増やしたくありません。
どうか一刻も早く、勇気を出して距離を置いてほしいと願います。